美馬寺町

堂々たる山門、釈藍をもつ寺がいくつも建ち並びまさにミニ古都のおもかげです。寺から寺へ静寂の凛とした空気を楽しみながら、しばしば歴史散策を愉しめます。

安楽寺

鎌倉時代に天台宗の真如寺(平安時代頃建立)に東国から来た千葉彦太郎常重が入寺し、浄土真宗の安楽寺に改めたと伝えられている。歴代守護の庇護のもとに勢力を拡大、最盛期には四国各所に80余の末寺を有した。国登録有形文化財の丹塗り二重門(江戸時代中期)、本堂(昭和初期)、鐘楼(明治時代)、書院(大正時代)と平成8年に設けられた能舞台がある。

美馬市美馬町字宮西11
TEL:0883-63-2015

願勝寺

平安時代に、崇徳上皇に仕えた阿波の内侍が上皇の菩提を弔うために都に建てた願勝寺を、母の生国の阿波の維摩寺(奈良時代建立)に移し願勝寺となる。その後、歴代守護や藩主の庇護を受け群内を代表する寺院となる。国登録有形文化財である八脚門(明治時代)、天竜寺と同一手法の滝組の県指定名勝「願勝寺庭園」(室町時代)、県内最古の博物館「美馬郷土博物館」がある。

美馬市美馬町願勝寺8
TEL:0883-63-2118

西教寺
江戸時代初期に安楽寺十代住職正宗の隠居寺として建立されたと伝えられている。安楽寺と同様の格式を持ち阿波や讃岐に十ヵ寺の末寺を有した。国登録有形文化財である本堂(江戸時代末)、経財(昭和初期)があり、境内の石庭は古い姿を残す寺院建築と調和し良好な景観を形成している。
美馬市美馬町字宮西13
TEL:0883-63-2067
林照寺

室町時代に安楽寺第八代住職願証の弟の林証が開基したと伝えられている。総欅造の向唐門の山門から境内に入ると銀杏の大木があり、秋には銀杏が寺院建築に映える。また、毎年11月上旬頃には半世紀近い歴史を持つ菊花展が開催される。

美馬市美馬町宮西17
TEL:0883-63-2155
常念寺

元は快楽蓮華院という天台宗寺院であったが、室町時代に浄土真宗に改宗し常念寺となり、安土桃山時代に安楽寺十代住職正宗の嫡男其宗が入寺し再興したと伝えられている。境内には、山門、本堂、書院、庫裡などが建ち並び、江戸時代末に建てられた本堂は境内の木々と調和し趣のある佇まいを見せている。

美馬市美馬町宗重63
TEL:0883-63-2125
郡里廃寺跡

約1300年前の奈良時代初期に建てられた県内最古の寺院跡。奈良斑鳩の法隆寺と左右逆の法隆寺式伽藍配置で、約100m四方の広大な寺域を有する。この地方を支配していた豪族の氏寺として建てられたもので、古代の美馬の繁栄を今に伝えている。塔基壇上には当時の礎石が見られ、寺域の中心には樹齢700年ともいわれる銀杏の巨樹がある。

美馬市美馬町銀杏木60-4
TEL:0883-52-8011(美馬市学習推進課)

段の塚穴
段の塚穴は、約1400年前の古墳時代に築かれた東の太鼓塚古墳、西の棚塚古墳の2つの古墳の総称である。この古墳の横穴式石室は、内部をドーム状とする特異な構造であり、全国でもこの周辺でしか見ることができない。太鼓塚古墳の横穴式石室は県内最大規模であり、当時の豪族の勢力を今に伝えている。
美馬市 美馬町僧373
TEL:0883-52-8011(美馬市学習推進課)

寺町案内人

地元のボランティアガイドが時間や希望に応じて
願勝寺や安楽寺などの4か寺を中心に案内してくれます。賛助金として2,000円が必要です。
予約は1週間前までにお願いします。

美馬市美馬町寺の下20-1
(美馬市寺町防災交流センター)

平日 TEL:090-4336-8882
土、日、祝祭日 TEL:0883-63-3775